海や川などでのアクティビティである釣りでは命を守るためにライフジャケットは必要不可欠です。
この記事では、おすすめの釣り用ライフジャケットを用途別に紹介します。
ライフジャケットの種類
ライフジャケットには、固型式と膨張式の2種類があります。
固型式
固型式のライフジャケットは、浮力材となる発泡スチロールのような物をベストに詰め込んであるタイプの物です。
一般的なライフジャケットとしてはこちらをイメージされる方が多いかと思います。
膨張式
膨張式のライフジャケットは、水中に転落した際に自動または手動でライフジャケットが膨らむタイプの物です。
船からの釣りではこちらのタイプを使っている方が多いです。
桜マークについて
遊漁船などの船釣りや渡船を利用するをする際には、桜マークと呼ばれるマークが付いたライフジャケットを着用することが義務付けられています。
ライフジャケットには、水中で浮き上がる力が7.5kg以上あること、顔を水面上に維持できることなどの様々な安全基準が定められています。
国土交通省ホームページ https://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_fr6_000018.html
国土交通省が試験を行って安全基準への適合を確認したライフジャケットには、 桜マーク(型式承認試験及び検定への合格の印)があります。
桜マーク付きのライフジャケットにも4種類のタイプがありますが、桜マークタイプAのものは全ての船舶で使用できるため、船から釣りをされる方は桜マークタイプAのライフジャケットを購入することをオススメします。
桜マーク付きのライフジャケットは値段が高いため、船や渡船を利用して釣りをしない方は無理に桜マーク付きのライフジャケットを購入する必要はありません。
CSマークについて
CSマークとは、公的検査機関である日本小型船舶検査機構(JCI)が性能の鑑定を行い、基準を満たしたものに付けられる印です。
CSマークが付いたライフジャケットは遊漁船では使用できませんが、磯渡しなどの渡船では利用できます。
CSマークにも桜マークのように5種類のタイプがあり、大人用のもので浮力が11.7kg以上のものがL1、7.5kg以上のものがL2、5.85kgのものがL3です。
子供用で浮力が5kg以上のものがLC1、4kg以上のものがLC2です。
引用元:予備検査・検定 | 検査制度 | 日本小型船舶検査機構 https://jci.go.jp/inspection/yobikensa.html
シマノの現行モデルのライフジャケットはほぼ桜マークまたはCSマークが付いているようです。
例えば、シマノ製品ホームページでL1,L2,L3のマークが付いている製品にはCSマークが付いています。
ダイワの場合は、桜マークやCSマークが付いている場合は製品ホームページにて明記されています。
堤防からの釣りでおすすめのライフジャケット
堤防からの釣りであれば、ルアー釣りだと腰巻タイプ(膨張式)のライフジャケットがオススメです。
ルアーをキャストする際など身動きがとりやすいためです。
フカセ釣りのような餌釣りをする場合は、ポケットに針などの釣具を入れておけるベストタイプの固型式ライフジャケットがオススメです。
先述の通り、堤防からしか釣りをしない場合は桜マークやCSマークは不要です。
磯からの釣りでおすすめのライフジャケット
地磯や沖磯など足場が悪く転落の危険性も高いような釣り場では必ず固型式のライフジャケットを着用しましょう。
膨張式のライフジャケットですと、仮に転落して意識を失ってしまった場合に自動で膨張しないと非常に危険です。
また、膨張式のライフジャケットは鋭い岩などで破れてしまうと浮力が無くなってしまいます。
サーフからの釣りでおすすめのライフジャケット
サーフでの釣りはウェーダーを着用して釣りをすることが多いため、水を被りやすいです。
そのため、膨張式のライフジャケットは水を被って自動で膨らんでしまうことがあるため適していません。
必ず固型式のライフジャケットを着用するようにしましょう。
船からの釣りでおすすめのライフジャケット
船からの釣りであれば、腰巻タイプまたはベストタイプの膨張式のライフジャケットがオススメです。
船からであれば高所から転落するような状況は無いため、膨張式のライフジャケットで身軽に動ける方がメリットが大きいです。
先述の通り、遊漁船など船から釣りをする場合は桜マーク付きのライフジャケットが必ず必要ですので注意しましょう。
各社のOEM生産も行っている安心のメーカー製です。
まとめ
ライフジャケットには様々な種類がありますが、どのような釣りをするかによって適したものも変わってきます。
水場でのアクティビティである釣りを安全に楽しむためにライフジャケットは必ず着用して釣りを楽しみましょう!
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